Joules per Terahash、記号 J/TH は 10^12 回のハッシュ計算あたりのジュール数を示す。同じ測定範囲では小さい値ほどエネルギー原単位が低い。単位だけでは機器の計算能力は決まらない。
接頭語 tera は 10^12 を意味する。TH はハッシュ計算の回数、TH/s はその速度を表す。小型機器も大型機器も同じ J/TH を持ち得る。 [NIST — SI units and prefixes]
W = J/s、W/(TH/s) = J/TH となる。したがって例の 2000 W、100 TH/s は 20 J/TH になる。括弧なしの二つの斜線は曖昧になり得る。ワットをテラハッシュで割ってから、さらに秒で割ってはいけない。 [NIST — SI units and prefixes]
pico は 10^-12 なので、1 J/TH = 1 pJ/hash となる。20 J/TH と 20 pJ/hash は同じエネルギー原単位であり、千倍の差ではない。 [NIST — SI units and prefixes]
20 J/TH の逆数は 0.05 TH/J、つまり W あたり 0.05 TH/s である。J/TH は低いほど省エネ、TH/J は高いほどよい。グラフがどちらの比を使うか確認する。 [NIST — SI units and prefixes]
例の 20 J/TH、100 TH/s は 2000 W、すなわち 2 kW を意味する。24 時間一定で動かすと 48 kWh。ほかの消費がなければ 12 時間で 24 kWh となり、J/TH は変わらない。 [NIST — Energy conversion factors]
実際の期間については総エネルギーのジュール数を、TH 単位の総計算回数で割る。両方が同じ時間を対象とする必要がある。計算能力が変わる場合、瞬間の J/TH の単純平均は結果を歪め得る。 [NIST — Energy conversion factors]
2024 年の S21 Pro 仕様は 25 °C の電力入力で 15 J/TH を示す。チップ推定と施設全体の測定では範囲が異なる。Braiins は電力の実測を勧める。同じ記号でも比較可能な条件とは限らない。 [BITMAIN — S21 Pro specification (2024)] [Braiins Academy — DPS and autotuning FAQ]
J/TH から獲得 BTC 数や一ブロックの採掘費用は分からない。難易度、補助金、手数料で計算能力あたりの期待収入は変わり、ドル換算には為替も影響する。エネルギー単位を Hashprice や利益と混同しない。 [Luxor — Hashprice methodology]
理解を深めるには、この項目とあわせて次もお読みください ASIC Efficiency, Hashrate, Hashprice, ASIC Miner. 次の項目からも参照されています ASIC Efficiency.